避難所で救援物資を配っていた女子高校生は、笑顔あふれる優しいお母さんになっていた。
岩手県大槌町の理容師金崎瑞季さん(26)。現在は、夫晃洋さん(29)、長男海晴(かいせい)ちゃん(1)と暮らす。
「津波で町が海のようになって、やばいと思った」。震災当時は大槌高の1年生で、高台の校舎にいた。自宅は全壊したが、家族とは無事に再会できた。
その後、避難所生活が続いた。先が見えない状況の中、ボランティアで訪れた理容師がみんなを笑顔にする姿に憧れた。いつしか同じ道を目指し始めた。
高校卒業後に埼玉県で理容師の資格を取得し、2015年に町へ戻って仕事を始めた。「離れて初めて地元の良さに気付きました」。都会にはない自然や人の温かさにあふれていたんだと実感した。
今は隣接する山田町の理容店で働く。長男が小学校に入るまでに自分の店を開くのが目標。大工を営む晃洋さんが建築すると言い、夫婦で構想を練るのも楽しみの一つだ。
海晴ちゃんにはずっとこの町に住み続けてほしいと願う。「私にとっての夢の国は、ディズニーランドとかじゃなく、大槌だから」とおどけて笑顔を見せた。
(写真部・坂本秀明)
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