古関メロディー全身で感じて 記念館、全面改装オープン

初めて全面リニューアルされた市古関裕而記念館

 福島市出身の作曲家古関裕而(1909~89年)を顕彰する同市入江町の市古関裕而記念館が13日、88年の開館以来初めてとなる全面リニューアルを経て再オープンした。
 一新した2階の常設展示室には展示のストーリー性を高めるため古関のモニュメントを中央部に設置。モニュメントを囲むように作品の時代背景、仲間や家族らを分類し、写真や楽譜など約600点と共に紹介する。
 展示の目玉は古関メロディーに包み込まれるような体験ができる「古関裕而サウンド・トリップ」。スクリーンに古関直筆の絵などが映し出され、計28台のスピーカーから「栄冠は君に輝く」など代表曲3曲が流れる。
 昨年12月下旬から工事や新型コロナウイルス感染拡大防止のため臨時休館。事業費約1億円を投じ、資料の劣化を防ぐため屋根からの採光を遮断したり展示ケースを見直したりする措置も講じた。
 村上敏通館長は「最新の音響設備によって、天才とされた古関の頭の中で曲が作り上げられる過程を追体験できる。初めての人はもちろん、来館したことがある人も大いに楽しめる」と語る。
 開館時間は午前9時~午後5時。資料保全や建物管理のため今回有料化し、入館料は一般300円、小中学生100円。連絡先は記念館024(531)3012。

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