元会津美里町長らを再逮捕 福島県警、官製談合防止法違反などの疑い

 福島県会津美里町発注工事を巡る官製談合事件で、県警は17日、町道改良工事の入札でも最低制限価格などを業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反などの疑いで、前町長渡部英敏容疑者(80)=同町柳台甲=を再逮捕した。公競売入札妨害の疑いで、町内の斎藤工務所の元代表斉藤正直容疑者(64)=同町勝原=も再逮捕した。県警は両容疑者の認否を明らかにしていない。

 渡部容疑者の逮捕容疑は昨年6月3日にあった町道改良工事の制限付き一般競争入札で、入札前に予定価格と最低制限価格を斉藤容疑者に漏らし、落札させた疑い。斉藤容疑者は入手した情報を使って最低制限価格と同額で落札し、公正な入札を妨害した疑い。

 町によると、入札には4社が参加。予定価格は8999万8700円、最低制限価格は8018万7800円だった。同社は過去数年間の町発注工事で予定価格と最低制限価格と同額または近い価格での落札が複数件あり、県警は慎重に関連を調べている。

 両容疑者は2月、町営住宅解体工事指名競争入札を巡る官製談合防止法違反などの容疑で逮捕された。福島地検会津若松支部は17日、渡部容疑者を官製談合防止法違反の罪など、斉藤容疑者を公競売入札妨害罪で起訴した。

 起訴状によると昨年10月27日、町長室で渡部被告が斉藤被告に電話して情報を伝え、同29日の入札で斉藤被告が最低制限価格に近い価格で落札したとされる。渡部被告はことし3月に町長を辞職した。

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