気仙沼の住民、教訓生かし高台へ避難

避難所に集まった市民=20日午後7時10分ごろ、気仙沼市民会館

 20日夜に発生した震度5強の地震について、気仙沼市によると午後8時現在、市内で大きな被害は確認されていない。市は数カ所に避難所を開設し、市民が相次いで避難した。

 高台にある避難所に車で避難した女性(77)は、東日本大震災の津波で自宅が全壊した。「あの時と同じ感じで『また津波が来る』と思った。外に出て大丈夫か一瞬迷ったが、住民の声掛けに促されて逃げた」とほっとした様子だった。

 気が動転して新型コロナウイルス対策のマスクを忘れたと言い、避難所で渡された。「津波がないように祈るだけ」と話した。

 自営業の男性(36)は車で走行中に揺れを感じ、高台の避難所で家族と合流した。男性は「避難場所は家族で決めてある。震災の時も予測より高い津波が来た。教訓を生かしてすぐに高台に向かった」と話した。

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