「仙台市の事務処理は非効率」  外部監査人が改善提言

仙台市役所

 仙台市包括外部監査人の成田孝行公認会計士は22日、市の人件費支出の事務執行などを調べた本年度の監査結果を公表した。事務処理の方法が不統一で、手集計する仕組みも一部残っているとし「将来費用の『著しい非効率』となる可能性が高い」と指摘。職員が行政サービスに集中できるよう、事務処理の支援システムを導入すべきだとした。

 市長部局や市教委、消防局、公営企業などの原則2019年度の事務執行を監査し、資料の分析や職員への聞き取りを重ねた。

 報告書によると、超過勤務時間の把握や退職手当の計算は、手作業のために誤支給がたびたび発生している。「ダブルチェックの徹底などの人的対応では不十分。確認体制の抜本的な改善が必要」と提言した。

 タイムカードの出退勤時刻と勤怠管理の記録が異なるケースが散見され、ずれが生じた理由の明記を求めた。実際の通勤経路と違う申告に基づき、通勤手当を受給したと疑われるケースも見つかり、問題視した。

 職員の働き方に関しては「一人一人は真面目に業務を遂行しているが、業務改善の意識は物足りない」と批判。改善や効率化に努めた職員が評価される仕組みづくりの重要性を訴えた。

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