台風19号「浸水ここまで」 水害教訓伝える 大崎・大郷の19ヵ所に表示板

 水害の記憶を忘れず、今後の備えに生かしてもらおうと東北地方整備局北上川下流河川事務所は25日、2019年10月の台風19号で被災した宮城県大崎市鹿島台と大郷町に、浸水した高さを示す表示板を設置した。

 表示板は縦30センチ、横150センチで青地に白字で「令和元年東日本台風 浸水ここまで」と記した。併せて「8・5豪雨」(1986年)の表示板も青地の同じデザインに更新、黄色の字で「昭和61年8月洪水 浸水ここまで」と示した。両市町の計19カ所に設ける。

 吉田川堤防の決壊現場に近い大郷町粕川の町公民館中粕川分館では、地元の子どもたちが高さ50センチの浸水地点に表示板を付ける作業を手伝った。大郷小5年赤間大雅(たいが)君(11)は「浸水がここまで来たことを忘れないようにしたい」と話した。

 河川事務所の福田修技術副所長は「50センチでも浸水すると歩けず、側溝なども見えなくなり危険。水に漬かってからでは遅く、早期避難のための心構えに役立ててほしい」と語った。

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