肉厚、うま味たっぷり花見かき 岩手・宮古で水揚げ開始

水揚げしたばかりの花見かきを持つ山根さん

 岩手県宮古市に春の到来を告げる特大のカキ「花見かき」の水揚げが5日、同市赤前の津軽石漁港で始まった。宮古湾の恵みがぎっしり詰まった肉厚の身と濃厚なうま味が特長で、今月いっぱいの出荷を予定する。
 3年かけて育てる花見かきは冬場に水揚げしたマガキから「エリート」を選び出し、海に戻してさらに身を太らせる。むき身の重さは大で60グラム前後。通常の大の2、3倍になる。
 本格的な出荷は2006年に始まった。東日本大震災の津波で施設が壊滅し、2年間の休漁を経て復活。今年は新型コロナウイルスの影響で飲食店からの注文減少が予測され、例年より若干少ない7000〜8000個の出荷を見込む。
 加熱用で、殻のまま蒸すのがお勧めの調理法という。生産する宮古漁協津軽石かき養殖組合の山根幸伸さん(64)は「カキが一番おいしくなる時期に出荷している。強い甘味を堪能してほしい」と話した。
 花見かきは宮古市内の飲食店で味わえるほか、同市赤前の直売所「うみのミルク」で30日まで平日と祝日の午後1〜4時に販売する。5個入りで特大2000円。大1500円。

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