デスク日誌(4/8):聖火リレー

 3月下旬、東京五輪の聖火リレーが福島県をスタートした。
 新型コロナウイルスの感染が収まらず、大会開催への疑問や不安が根強い中、聖火リレーは感染防止策をアピールしながら、全国各地を回り、本番の開催機運を高める役割を持つ。
 聖火ランナーや、沿道などでリレーを見た人に話を聞くと、「感動した」といった声は多く、開催への期待を口にする人もいた。一定の効果はあるのだろう。
 大会組織委は「密にならない状態での観覧」を呼び掛け、自粛は求めなかった。郡山などの市街地では、混雑する場面もあったが、影響の有無は感染者数の推移を見ないと分からない。
 密集かどうかが問われるだけ、状況は良かったかもしれない。リレーが進む中、全国的に感染は再拡大。長野市では一部の走行や式典が無観客になった。大阪府では公道でのリレーの中止が発表された。
 徹底した感染防止策は当然で、緊急事態宣言下の走行中止や無観客は、組織委の想定の範囲内ではある。聖火が無観客の会場を回っても、果たして効果はあるのだろうか。
(東京支社スポーツ部長 高橋俊也)

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