デスク日誌(4/15):学芸員

 ネットの世界に「キュレーション」という用語があると最近勉強した。情報を選んで収集し、新たな意味や価値を与える作業を指すそうだ。
 美術館の「学芸員」を想像すると分かりやすい。特定のテーマを設けて国内外から作品をそろえ、美術の専門的な知識に基づいて展示を構成する。学芸員は英語で「キュレーター」と呼ばれる。
 例えば国内のキュレーションサービスで先行するヤフー・ニュースは、提携先の新聞社やテレビ局が配信した記事から「経済」「スポーツ」などのジャンルに分けて8本ずつをトピックスとして抽出。最大13文字の見出しを付けトップページに並べる。
 今月発足したコンテンツセンターのデスクも、主な業務の一つにこのキュレーションがある。河北新報の朝夕刊から「河北オンラインニュース」で公開する記事を選別し、新聞に特有の制約にとらわれずに見出しを考える。
 どんなニュースがネットユーザーに読まれるか、公共に資する記事をどれだけ広く発信できるか。編集の力が問われる。
(コンテンツセンター部次長 佐々木篤)

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

第68回春季東北地区高校野球
宮城大会 勝ち上がり表

企画特集

先頭に戻る