業務用の車両を「カーシェア」 夜間や週末、地域住民にも

連坊小路沿いのNTT東日本五橋ビル敷地内に設けられたカーシェアステーション=仙台市若林区五橋

 NTT東日本宮城事業部と関連会社NTTル・パルク(東京)は、業務用車両の「カーシェアリングサービス」を始めた。車両を使用しない時間帯に地域住民や企業などに利用してもらう仕組みで、仙台市若林区のNTT東日本五橋ビルに10台、秋田市の同秋田支店中通ビルに2台導入した。

 サービスは3月30日に開始した。NTT東の従業員以外が利用できるのは原則、平日午後9時~翌午前6時と土曜休日の終日。平日の日中も空きがあれば利用できる。

 利用する場合、スマートフォンの専用アプリ「ノッテッテ」をダウンロードして会員登録し、免許証やクレジットカードなどの情報を入力する。車両予約から解錠・施錠、決済までアプリで行う。

 車種はトヨタ自動車のプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」。入会金や月会費は無料で、利用料金は1分19.8円から。6時間パックなどもある。ガソリンは利用者が車載のカードを使って入れる。

 NTT東グループは遊休資産を有効活用し「地域の足」として貢献しようと、2020年5月からカーシェアを展開。これまで5カ所に各1台導入した。NTT東の土地と車を活用しル・パルクがサービスを提供する形で、環境負荷低減につながる電気自動車への入れ替えと併せて進める。

 宮城事業部は社有車のカーシェアが今後拡大することを見据え、実験的に複数の車両を導入。利用状況を踏まえ、台数や東北の拠点を増やすことを検討する。不動産部門長の清水石重信さんは「車の所有は必要ないと考える若い人や単身赴任中などで車を持たない人、近隣企業など地域の人に使ってもらい、共有の取り組みを広げたい」と話す。

車の予約や解錠・施錠、決済には、スマートフォンのアプリ「ノッテッテ」を使う

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る