藁焼きビンチョウマグロ丼、仙台空港でどうぞ 「ふぃっしゃーまん亭」開店

ASC認証を取得した女川町産のギンザケを使った「銀王丼」を手にするスタッフ
仙台空港内にオープンしたふぃっしゃーまん亭

 宮城県内の漁師らでつくる一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(FJ、石巻市)が、仙台空港(名取市、岩沼市)に三陸産のカキと海鮮丼の店「ふぃっしゃーまん亭」を開いた。力を入れるのは、資源管理や自然環境などに配慮した持続可能な漁業の国際認証を取得した「サステナブルシーフード」の発信。県内の認証付き水産物を提供する飲食店は東北で初めてという。

 店はカウンターのみ6席。天然の水産物が対象の海洋管理協議会(MSC、本部英国)、養殖水産物対象の水産養殖管理協議会(ASC、同オランダ)の認証を取得した水産物などを使った海鮮丼を提供する。認証水産物の流通、加工に必要な「CoC認証」を取得した。

 認証付き水産物を使ったメニューは、ASC認証を得たマルキン(宮城県女川町)のギンザケを使った「銀鮭(ぎんざけ)の王様 銀王丼」、MSC認証を得た臼福本店(気仙沼市)の大西洋クロマグロを盛り付けた「本マグロ二色丼」、明豊漁業(塩釜市)の一本釣り漁法による「藁(わら)焼きビンチョウマグロ丼」「藁焼きカツオ丼」の4種。1100~1800円で提供する。

 宮城では他に、県漁協志津川支所(南三陸町戸倉地区)、同石巻地区支所・石巻湾支所・石巻市東部支所(石巻市の石巻湾、荻浜湾)のカキの各養殖場がASC認証を取得しており、メニュー化を今後検討する。

 「計5件の認証は全国の都道府県で最多だが、地元で食べられる場がなく、サステナブルシーフード自体も消費者に認知されていない」とFJの飲食・販売部門フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング(FJM)の津田祐樹社長。「仙台空港は外国人も来る東北の玄関口。三陸の水産物とサステナブルシーフードを発信するのに、これ以上の場所はない」と話す。

 新型コロナウイルスの影響で仙台空港の旅客数は落ち込むが、収束後の回復を見据え出店を決めた。多店舗展開も検討している。

 宮城、岩手県産の水産物を使った「マグロ三色丼」「牡蠣(かき)二色丼」「白身三色丼」や蒸しがきなどもある。営業時間は午前7時~午後7時半。無休。連絡先はFJM0225(90)4569。

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