東北の百貨店、4月売上高81・9%増 前年急減の反動大きく

 東北百貨店協会が24日発表した4月の百貨店(7社12店)の売上高概況は、前年同月比81・9%増の86億9892万円と、2カ月連続のプラスとなった。新型コロナウイルスの緊急事態宣言に伴う休業や営業縮小で落ち込んだ昨年の反動の側面が大きく、既存店の前々年比は17・6%減だった。

 衣料品は2・0倍。紳士服のビジネスやフォーマル関連の需要は減っているものの、入学式や新生活に向けた婦人服が好調だった。

 身の回り品は3・2倍、雑貨は2・2倍とそれぞれ大幅増。旅行の自粛により、海外ブランドの宝飾品や腕時計といった高額品を近場で購入する傾向が続いている。ボディーケア用品も売れた。

 巣ごもり需要や在宅ワークの影響が続き、家庭用品は85・6%増、食料品は44・8%増。ギフト向け商品や他地区の産品を自宅で味わう動きがあり、菓子や総菜、酒類などが上向いた。

 地区別では仙台が2・1倍、仙台以外が56・5%増。仙台の外国人観光客免税売上高は55・8%増の483万円。客数は17人から26人に増えた。

 協会の担当者は「前年同月は全館営業できた日数が半分程度にとどまった。新型コロナのワクチン接種は始まったばかりで、来店の売り上げは厳しい状況が当面続きそうだ」と話した。

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