仙台初売りの「密」防げ 商店街や百貨店 感染対策に余念なし

仙台市内の店に配られた感染対策を呼び掛けるポスター
中心商店街に設置する対策ステーションの看板とサーマルカメラを確認する高橋社長=仙台市若林区

 新型コロナウイルス下で来月2日に始まる仙台初売りに向けて、仙台市内の商店街や大型店は感染対策に余念がない。各店は福袋の事前予約に加え、店頭販売分も場所の分散や整理券の導入で客の密集を防ぐ。中心商店街には検温や消毒の拠点を設け、安心して買い物できる環境づくりに努める。

 市中心部商店街活性化協議会と仙台商工会議所は「感染対策ステーション」を2日午前7時~午後5時、中心部の4商店街に1カ所ずつ設ける。瞬時に体温を測れるサーマルカメラと消毒液を置き、買い物前や途中に立ち寄ってもらう。スタッフが常駐し、商店街内も巡回して屋外のベンチなどを消毒する。
 ステーションを運営する若林区のイベント会社「ビーエッチ」の高橋進伍社長(40)はSENDAI光のページェント実行委員長も務める。「伝統の初売りは地域経済にとって大切な行事。感染対策の実証を重ね、リスクを抑えたイベントの在り方を探りたい」と話す。
 中心商店街は恒例の酒の振る舞いや割り増し商品券の販売を中止。商議所は対策を呼び掛けるポスター約2000枚を製作し、市内の商店に配った。
 青葉区の仙台三越と藤崎本館は、福袋の販売場所を各売り場のほか7階催事場にも設ける。仙台三越は接触を最小限に抑えるため福袋を並べず、注文カードで会計後に商品を渡す。
 人気の食品福袋は、仙台三越では開店前に整理券を配る。藤崎は4日に後ろ倒しした。両店とも特典の景品はその場でくじ引きせず、抽選の上で後日発表する。
 同区のイービーンズは福袋の販売を開店1時間後にずらした。ご当地アイドルらが出演するライブは観客を3分の2に絞って事前申込制とした。買い物客は収録したライブをウェブで観覧できる特典も設けた。
 同区のエスパル仙台、仙台パルコ、仙台フォーラスは2、3日に福袋販売を分散させる。宮城野区の三井アウトレットパーク仙台港は初売りと同時開催だったバーゲンセールを4日から始めることに決めた。

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