地域づくりに5G活用 企業が実践例紹介、仙台でセミナー

5Gの活用例などを共有したセミナー

 高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムを活用し、地域課題の解決策を探るセミナー(宮城県主催)が26日、仙台市青葉区の県自治会館で開かれた。参加者約40人が各産業界の実践例や課題を共有した。

 ITコンサルティングを行うNTTドコモの福田将士氏が講師を務めた。5Gの普及に伴い高画質動画の即時転送が実現し、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)、画像解析の精度が向上すると説明した。

 教育や観光、農業などの分野で、デジタル技術を駆使した実証事例も報告。NTTドコモなどは今年3月、JR東京駅でゴーグル型の端末を活用したバーチャル物産展を開催。青森県のねぶた祭りや弘前城の桜といった観光を疑似体験し、特産品を購入できる新たな試みを紹介した。

 福田氏は東北の総人口が2020年の約900万から、45年に約620万まで減少すると指摘。各業界で専門人材の確保が難航すると見込まれ、「5Gの活用で生活を豊かにしつつ、地域課題を解消することを目指したい」と強調した。

 県デジタルみやぎ推進課の日下奈央子課長は冒頭、「地方では人口減少や少子高齢化に伴う課題が出てきている。5Gを生かした解決策のヒントを見つけてほしい」とあいさつした。

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る