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<ハンセン病・熊本地裁判決20年>下 信仰がもたらした「光」と「闇」

 自身の葬式に備え、14歳の少年は宗教の選択を迫られた。

 東北の海辺の町で育った長崎市のステファーノ佐藤さん(81)=洗礼名=は1954年、中学2年でハンセン病と診断された。登米市の国立療養所東北新生園に入所。戦死と聞かされていた父が晩年を過ごした場所と知り、宗教は父と同じカトリックにした。

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