<いぎなり仙台>緑サイコー! 「ずんだ餅」(村上屋餅店)材料厳選 元祖の味守る

風味豊かなずんだあんが餅によく絡む「づんだ餅」

 仙台藩祖伊達政宗が戦国時代、陣中で枝豆を太刀でつぶし、餅と絡めて食べたのが起源とされるずんだ餅。今や牛タンや笹かまぼこと並び、宮城の人気ご当地グルメの一角を成す。

 1877年創業の村上屋餅店(仙台市青葉区北目町)の1番人気は、やはり「づんだ餅」(3個入り650円、喫茶695円)。宮城県産ミヤコガネを使ったつきたての餅と、程よく豆の粒を残した上品な甘さのあんが、仙台っ子や観光客に愛されている。

 自慢のずんだあんは、青臭さが残らないよう枝豆をふかし、薄皮を1粒ずつ取り除いて丁寧にすりつぶして作る。日々のあんの仕上げは、4代目店主の村上康雄さん(67)の役目。季節や産地で微妙に変わる豆の味を、砂糖と塩、水だけで整えている。

 ずんだ餅を商品として仙台で初めて販売したのは、3代目の祖父精次郎さん。村上さんは「元祖の名に恥じないよう、材料にこだわりおいしい餅を作り続けたい」と話す。

 店の入り口には「づんだ餅」と染め抜いたのれんがはためく。色はもちろん、店の看板商品を表す鮮やかな緑だ。 (長門紀穂子)

 新緑から深緑へ。街の緑が一雨ごとに深みを増し、コロナ禍をいっとき忘れさせてくれる。爽やかな緑が魅力的な飲食物も多い。仙台圏の緑を楽しもう。

[メモ]営業時間は午前9時~午後6時。月、火曜定休。大福やおはぎ、季節の餅菓子を販売する。喫茶メニューは「づんだ餅」や3色餅などで、持ち帰り用の商品も味わえる。仙台市青葉区北目町2の38。連絡先は022(222)6687。

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