今も昔もホタルの光は人を感傷的にさせる。もうすぐ仙台もそんな季節を迎える。「物思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出(い)づる魂(たま)かとぞ見る」。平安歌人は求愛のシグナルと知ってか、ホタルの明滅を恋に身を焦がす人に重ね合わせた。
時代を一気にさかのぼり、1億年前の白亜紀。ティラノサウルスも眠る夜の森で、原始のホタルは今の黄緑や黄色とは違い、深い緑色に光ったという。中部大の大場裕一教授らが人工的に色の再現に成功し、昨年、米科学誌に発表した。
しかも、光るのは成虫ではなく、恋と無縁のはずの幼虫だけ。「発光は自分が食べてもマズいことをアピールする警告の役割」(大場裕一著『恐竜はホタルを見たか』)だった。色が変化し、求愛に使われ始めるのは後々の話という。
白亜紀にホタルの天敵になり得たのは夜行性のネズミ。「おいしそうに光ってつい口にしたけど、まずいのなんの」。同じ哺乳類の遠い子孫に当たる私たちの遺伝子に、そんなほろ苦い記憶が刻まれているとしたら…。歌は詠まずとも、感傷的になるのも妙に納得できる。
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