国際教養大学長にカセム氏就任 スリランカ出身

記者会見するカセム学長

 国際教養大(秋田市)の理事長兼学長に1日就任したモンテ・カセム氏(73)が9日、秋田県庁で記者会見し「『応用国際教養教育』という概念を教育手法に新たに取り入れ、新しい価値を生み出していく場にしたい」と抱負を語った。
 カセム氏はスリランカ出身。1970年、スリランカ大を卒業後、82年東大大学院博士課程を単位取得満期退学。94~2018年に立命館大教授、04~10年、立命館アジア太平洋大学長を歴任し、14年から国際教養大理事。専門は建築学・都市工学。任期は4年。
 人材育成の方針についてカセム氏は「デジタル技術でどう社会が変革するかを考えられ、地球環境との共生、持続可能な社会づくりの観点からビジネスを再定義できる人材を育てたい」と強調した。
 同大は在学中、1年間の留学を義務付けているが、新型コロナウイルスの影響で困難な状況が続く。「大学の存在意義に関わる。積極的にワクチン接種を勧める一方で、接種後タイミングよく留学できるよう環境を整えておく」と語った。
 2期8年務めた鈴木典比古前学長は5月31日、任期満了で退任した。

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