仙台の百貨店で中元商戦スタート 「巣ごもり」に照準

写真パネルやパッケージなどで商品の魅力を紹介する藤崎のギフトセンター
中元商戦へ向けて従業員の士気を高めた仙台三越の決起朝礼

 仙台市内の百貨店で中元商戦が本格的にスタートした。新型コロナウイルス禍が長引き、外食や旅行の自粛傾向が続く中、巣ごもり需要の取り込みも図る。名店の料理を自宅で味わえるセットや、日常の食卓を豊かにする高級食材などを取りそろえた。

 藤崎は12日、青葉区の本館7階に「夏のギフトセンター」を設け、約1500点を扱う。東北の環境に配慮した「NEXT TOHOKU」シリーズが初登場。気仙沼市の水山養殖場が育てたカキを使った「舞根のアヒージョ」、登米市の伊豆沼農産と連携した「伊達の純粋赤豚と仙台牛の合挽(あいびき)ハンバーグセット」など5品を展開する。

 中華料理店「楽・食・健・美-KUROMORI-」の点心3種、レストランパリンカのパスタソースなど仙台の人気店の味を楽しめるセットも。藤崎マーケティング統括部のギフト担当の大江田識名さんは「宮城や東北を中心とした品ぞろえで地元のおいしいものを再確認してもらい、全国に広めたい」と話す。

 仙台三越は15日、青葉区の本館7階に「お中元ギフトセンター」を開設し、1967点の注文を受け付ける。天然本マグロの中トロ、赤身、たたきのセット(仙台鮪販売)、ササニシキを伝統的な製法で醸した生酛(きもと)特別純米酒「耕不盡(こうふじん)」(一ノ蔵)などを用意した。

 自宅向け商品は前年比3割増の141点に充実させた。各コンクールやガイドで金賞となったボルドー赤ワインの12本セットや「柿安のハンバーグステーキ詰め合わせ」などがある。

 15日の決起朝礼で、仙台三越の石塚由紀社長は「地元のえりすぐりの味をたくさん用意した。ワクチン接種が進み、少しずつ日常を取り戻していくお客さまに寄り添いたい」と述べた。

 感染防止策として各店とも承りカウンターに飛沫(ひまつ)防止板設置、通路の拡張などを実施。センターは藤崎が7月29日まで。仙台三越は8月3日までで、福島市の百貨店「中合福島店」が昨年8月に閉店したのを受け、JR福島駅前に期間限定の承りコーナーを設ける。

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