新聞を読む時、最初に目に入るのは写真と見出しだろう。記事に誘う見出しを考え、紙面をレイアウトするのが整理部の仕事だ。
見出しを考える作業は鉛筆削りと似ている。原稿にある文言を削り、重要なエッセンスに凝縮する。削り出した芯である見出しを読めば、原稿全体を把握できるというのが理想だ。
大きな段見出しなら右側の主見出しが8字、左の脇見出しは10字。整理記者は18字を基本に原稿を要約する。日本酒の純米大吟醸を醸すような醍醐味(だいごみ)がある。
こうした思考は取材記者として原稿を書く際にも実は役立つ。掲載された状態を想像し、まず見出しを考える。その仮の見出しの文言を原稿の1段落目に入れて書き始めると、おのずと内容が整理される。見出し作りとは逆の発想で肉付けする作業。見出しの付け方を習得すれば、原稿の書き方も身に付くはずだ。
内勤の若い整理記者が、外勤の取材記者として現場で原稿を書く時、また、取材記者が整理記者になった時、見出しを考える大事さを実感するだろう。見出しを巡る思考の訓練を繰り返すことで、きれいな新聞原稿が書けるのだと思う。(整理部次長 玉應雅史)
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