三陸道、田野畑南-尾肝要が開通 観光振興の期待高まる

テープカットとくす玉割りで開通を祝う関係者

 東日本大震災の復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道の田野畑南(岩手県田野畑村)-尾肝要(おかんよう)(同)間の6キロが10日、開通した。国道45号経由に比べ、所要時間は5分短縮する。

 開通区間には田野畑南、田野畑中央の両インターチェンジ(IC)が含まれる。総事業費は444億円。区間内の思惟(しいの)花笑み大橋は橋脚の高さが93メートルあり、コンクリート橋では全国6番目の高さとなる。

 田野畑南IC付近で開通式があり、達増拓也岩手県知事が「村には三陸を代表する景勝地、北山崎や鵜(う)の巣断崖がある。観光振興に大きく貢献する」とあいさつ。石原弘村長は「村はかつて陸の孤島とさげすまれ、思案坂や辞職坂、泣きっ面峠と道の険しさを示す地名が残る。開通は感無量」と喜びを語った。

 今回の開通で仙台港北IC-普代(岩手県普代村)間の283キロが高速道でつながる。仙台市と八戸市を結ぶ三陸道359キロのうち93%に当たる334キロが通行可能となった。

 未開通区間はいずれも岩手県内で、普代-野田IC(野田村)間13キロと、野田-久慈IC(久慈市)間12キロの計25キロ。2区間とも年内の開通を予定する。

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