街角景気2ヵ月連続改善 東北・6月 ワクチン接種拡大が好影響

 東北活性化研究センターが8日発表した6県の6月の景気ウオッチャー調査結果によると、景気実感を3カ月前と比べた現状判断指数(DI、季節調整値)は前月から7・2ポイント上昇の46・9で、2カ月連続で改善した。65歳以上への新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだ影響が出た。

 分野別(原数値)は家計動向が7・8ポイント上昇の42・9で、2カ月連続で前月を超えた。企業動向は8・1ポイント上昇の49・3で、3カ月ぶりに前月を上回った。

 観光名所のウオッチャーは「2回目のワクチン接種を終えたので動いているという人が徐々に増えている」とコメントした。衣料品専門店は東京都などの緊急事態宣言が解除された6月20日以降に「出張や結婚式に関連するニーズが明らかに増えた」と報告した。

 2、3カ月先の見通しを示す先行き判断DI(季節調整値)は3・9ポイント上昇の51・5で、3カ月連続で改善した。50・0を超えるのは2017年10月以来、3年8カ月ぶり。19年10月の消費税増税やコロナにより低迷が続いていた。

 センターは「高齢者以外のワクチン接種も順調に進むことへの期待感の表れ」と分析した。ただ、7月に入ってワクチンの供給遅れが表面化したほか、8日に東京都への4回目の緊急事態宣言が決まり、次回調査への影響は避けられないとの見方も示した。

 調査は内閣府の実施で、センターが東北分を担当。小売業者ら189人のうち174人から回答を得た。

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