登米のバイオマス発電計画、市議会委が現地調査

発電所処理水の放流予定地から下流に当たる大関川を視察する議員ら=登米市東和町米谷

 宮城県登米市東和町と同市迫町の2カ所で建設が計画されているバイオマス発電所を巡り、登米市議会教育民生常任委は15日、建設予定地や処理水の排水予定地などの現地調査を行った。東和町では、発電所の建設に反対する地域住民と意見交換した。

 全委員9人が現地を訪れ、市の担当者から立地状況や処理水の排水予定地の位置などについて説明を受けた。東和町では処理水で水質悪化が懸念される南の沢川と大関川、上水道の取水地も視察した。

 視察後、米谷公民館に場所を移し、発電所建設に反対する市民団体「米谷のみらい」と意見を交換した。

 住民側からは「仮に処理水が水質基準をクリアしても、ゲンジボタルなどの生態系への影響は避けられない」などと不安が出た。市役所内で情報共有ができてないとの指摘もあった。

 委員側からは「業者の建設計画を規制できる市条例がないため、住民の意思表示が大切になる」などの意見が出た。建設予定地は直近2年間で3回の売買が繰り返されていることが報告され、委員からは「業者への聞き取り調査も必要だ」との声が上がった。

 武田節夫委員長は「情報を行政と共有し、市議会と市として、住民のためにできることを検討する」と話した。

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