仙台市若林区荒浜で「あらはまこども地域食堂」の活動がスタートしました。子どもや生活困窮者への支援の枠を超え、コミュニティーづくりにまで視野を広げた地域食堂を目指しています。6月13日の利用者登録会ではレタス、キュウリ、ナスといった旬の夏野菜、パスタ、トマト缶などの保存食が無料配布されました。7月からは毎月第2日曜日に定期開催し、弁当などの配食を実施します。
活動の中心を担う柳沼和宏さんは東日本大震災後、復興支援活動に関わる中で「もっと荒浜の魅力を知ってもらいたい。それには子どもも大人も誰もが気軽に集まれる拠点づくりが必要だと思った」と話します。
近年定期的に行われている海岸清掃への参加者は増えています。しかし活動後、ゆっくり食事をしたり、くつろいだりする場所が少ないのが現状です。「荒浜での滞留時間をもっと増やせないか」と考えたことが一つのきっかけになりました。
地域の方々にも食堂の協力者になってもらっています。食材は主に荒浜地区の若手農家が作った新鮮な野菜を使い、地域産業を知ってもらう。弁当の献立には地元のお母さんたちが作る郷土のごちそうを入れて、食文化を伝えます。
また海岸公園冒険広場の「プレーリーダー」と遊ぶプログラムを用意し、荒浜の生き物や植物を知る機会も設けます。柳沼さんは「いろいろな方の知恵と力を借り、工夫を凝らしながら交流を深める仕掛けづくりをしていきたい」と意欲的です。
行動を起こすことで地域課題は顕在化してきます。課題解決への一つの方法として、食堂を継続した活動にしたいという柳沼さん。「子どもたちと一緒に荒浜の良さを見つけながら、地域づくりへ伴走していきたい」と話します。
海岸にいつも遊びに来ているという一人の女性が「何か役に立つことがしたいと思っていたんです」と活動に興味を示してくれました。思いは人から人へと着実に伝わり、広がりを見せているようです。(シニアライター 葛西淳子)
◎参考情報
あらはまこども地域食堂
活動場所 仙台市若林区荒浜中丁27の集会所「里海荒浜ロッジ」
活動時間 毎月第2日曜午前11時半~午後1時半
協力金 子ども100円、大人300円
連絡先 ヤギヌマ ローカル リソース代表柳沼和宏080(3148)9983
電子メール 9984yume@yahoo.ne.jp
私たちの周りでは、たくさんの市民団体・NPOが地域課題の解決などを目指して活動しています。「認定NPO法人杜の伝言板ゆるる」と「NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター」が交代で担当し、さまざまな団体の活動や地域課題について伝えていきます。
毎週木曜日・仙台圏で42.9万部発行の「河北ウイークリーせんだい」。歌ったり踊ったり楽しいキャンペーン実施中。抽選でプレゼントも当たります。
東北の未来に向けて、みんなで手を取り合い、様々な活動に取り組んでいます。
SDGsマインドの向上をはかるための「みやぎSDGsアンバサダー」育成プログラム活動を紹介中!
2022年度企画準備中!詳しくはWEBサイトへ
あしたをつくる、地域の新たな可能性
東北6県7新聞社が東北全体の活性化を目指し明るい未来の創造を目指します
みやぎの職場を元気に健康に!健サポフレンズも新規会員募集中
特選不動産情報(毎週金曜日更新)
仙台「四方よし」企業大賞
Job探:仙台・宮城の求人情報
みやぎのいいものご案内!47CLUB
宮城の赤ちゃんへ贈ります「すくすくばこ」好評受け付け中!
LINEスタンプ「かほピョンとなかまたち」
宮城県からのお知らせ
みやぎ復興情報ポータルサイト
杜の囲碁サロン
Copyright © KAHOKU SHIMPO PUBLISHING CO.