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<東北の本棚>彼岸で被災者を見守る

小さな神たちの祭り/内館 牧子 著

 東北にゆかりの深い脚本家が、東日本大震災からの心の復興をテーマに小説を書いた。「あの日」が心に深く刻まれた私たちにとって、前を向けない日、喪失感に打ちのめされる時にそっと寄り添うような一冊だ。

 晃は宮城県亘理町のイチゴ農家の長男。家業を継ぐ気はなく、大学進学の準備

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「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。

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