宮城県美術館移転の反対運動、記録まとめる 市民団体が冊子発行

幅広く展開された活動状況を収めた冊子

 宮城県が示した県美術館(仙台市青葉区)の移転・集約の意向に反対する県民らが結成した「県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク(県美ネット)」は、これまでの活動状況をまとめた冊子「みんなでまもった美術館 宮城県美術館の現地存続運動全記録」を発行した。

 冊子は、県の意向が報道された2019年11月から県が移転・集約を断念した20年末までの動きを、1日ずつダイアリー形式で収録。県美ネットの活動記録のほか、メディアの報道、県や県議会、他の団体などの動向が時系列で分かるようになっている。

 署名集めやシンポジウム開催など活動の様子はカラー写真で収録。問題に関係する新聞記事、多方面から団体に寄せられた活動への賛意を伝えるメッセージ、新聞掲載の投書なども紹介する。資料として、県などに提出した要望書や公開質問状、県内各地で開催した出前講座の記録なども盛り込んだ。

 A4判、272ページ。2000部発行。インターネットの「宮城県美ネットSTORE」で2000円で販売している。8月以降、市内の一部書店などでも売る。

 県美ネットは20年7月、県美術館の現地存続運動を進めていた県内の文化芸術関係者らの団体が結束する形でつくられた。共同代表の西大立目祥子さんは「私たちの運動の展開が、同じような問題を抱える地域の人のヒントになればうれしい」と話す。

 連絡先は県美ネットmiyagikenbi.net@gmail.com

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