加納氏「教育に民間活力」 郡氏「企業誘致を推進」 仙台市長選2候補、最後の訴え

(左から)市中心部で支持を訴える加納氏=31日午後0時10分ごろ、仙台市青葉区一番町。雨の中、街頭で声をからす郡氏=31日午後2時35分ごろ、若林区卸町

 任期満了に伴う仙台市長選は31日、選挙戦最終日を迎えた。新人で合同会社代表の加納三代氏(45)、再選を目指す現職の郡和子氏(64)の無所属2人は最後の訴えに奔走。両候補とも14日間で最多の街頭演説をこなし、新型コロナウイルス対策の強化や疲弊する地域経済の振興を約束した。

 加納氏は、主戦場としてきた郊外のスーパー前を中心に、10カ所で街頭演説を行った。正午には人通りの多い青葉区の繁華街に移動してマイクを握った。

 教育格差を広げるとして宿題の廃止を掲げた加納氏は「学校内で授業の内容を理解させることが大切だ。放課後は自主性を尊重し、好きな学びに取り組んでもらう」と主張。民間活力を導入し、勉強や運動、地域活動にまたがった「面白い教育」の実践を提案した。

 新型コロナの影響を受ける飲食店を支援するとして「認証制度の下、ルールを守る店は自由な営業をしてもらう」と強調。市が中心部に整備する音楽ホールは「秋保(太白区)に造る。芸術文化振興と観光振興を両立させる」と述べた。

 郡氏は感染拡大防止を優先し、街頭演説を1日最大2カ所に抑えてきたが、最終日は8カ所で実施。うち3カ所は中心部を選び、立て続けに声をからした。

 午後は一時、強い雨に見舞われながらも、若林区の仙台場外市場「杜の市場」前に立った。新型コロナ収束後のトップセールスによる企業誘致、ワクチン接種の加速化などを宣言し「圧倒的な支持をいただき、強力に市政を前に進めたい」と力を込めた。

 太白区の八木山ベニーランド、宮城野区の仙台うみの杜水族館などレジャー施設周辺でも支持を訴えた郡氏。人が集まらないよう選挙カーからは降りず、停車した車内から公約を説明し「最後のお願いに参りました」などと呼び掛けた。

仙台市長選 過去の記録
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