選挙の開票結果を知らせるニュースに「無効票」という言葉が登場する。10月31日は衆院選と宮城県知事選の投開票日。「せっかく投票したのに〝無効〟って!?」。清き一票がどんな書き方をすると無効になってしまうのか、調べた。
(編集局コンテンツセンター・藤沢和久)
記者の質問に仙台市選管の回答は明快だった。「候補者名簿を見ながら、間違えないように書いてください」。要は投票所の記載台に貼り出されている名簿をしっかり見て、正確に書き写してくださいということだ。
では、どう記載したら無効になるのだろうか。宮城県選管は「最終的には公選法の規定に基づき、市町村選管の開票管理者が判断します」と話す。
公選法68条は、無効票の理由として(1)所定の用紙以外に書いた(2)候補者名以外を書いた(3)2人以上の氏名を書いた(4)投票する本人が自分で書かなかった(5)誰の名前を書いたか分からない―などを挙げる。
県選管が作成した「選挙の記録」によると、19年の参院選では県内で1万7763票の無効票があった。内訳で最も多かったのは白紙で、全体の半分近い8622票だった。
このほか、氏名以外の単語や文章などを記載した4268票、候補者以外の名前を書いた2871票、誰に投票したか確認できない200票があった。
無効票には候補者名が正しく書かれているのに、他の事柄も合わせて書いた156票も含まれる。県選管によると、投票した有権者自身の名前や住所を書いたなどと考えられるという。
ただ、うっかり書き間違えることもある。市選管は「本人に投票したと明らかであれば可能な限り有効として扱います」と話す。
具体的には旧姓でフルネームを記載したり漢字を書き間違えたり、平仮名や片仮名で書いたりした場合は有効だ。候補者に同姓や同名が複数いる場合に姓や名のみ書かれている票については、その人数に応じて票を分ける「案分」という手続きが取られる。
一方、旧姓だけを書いて名を省略した場合や、複数の候補者の氏名を混同して書いた場合は無効となる。
このように、記載された内容が一見明らかでない票は一般的に「疑問票」として扱われ、立会人の意見を聞いて有効か無効か判断する。開票に時間がかかる原因になるため、候補者名は正確に記載したい。
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