大声検知で赤ランプ 客に「黙食」促す新システム

点灯したランプの色や数で食事中の声の大きさを知らせる「SASINE」

 ITベンチャー企業フォルテ(青森市)は、話し声の大きさを可視化するシステム「SASINE」(サシネ)の実証実験を、仙台市青葉区のレストランで実施している。新型コロナウイルス感染防止策として食事中の会話を控える「黙食」の推進効果を確かめ、飲食店での導入拡大を図る。

 フレンチレストラン「ラ・ペ」の客席に人工知能(AI)を活用した機器2台を設置。80~90デシベルの大声を検知すると赤いランプが点灯し、客に黙食を促す。データはクラウド上で管理され、店側はタブレット端末などで履歴を確認できる。

 実験は16日に始まり、費用対効果、スタッフの負担軽減、客の増減を検証する。首都圏の飲食店や青森市の中学校などにも置き、計20台でデータを集める。

 月内に青森市で100台導入されるのを皮切りに、今後1万台の販売を目指す。現在は1台4万9500円で、販売台数が増えれば、価格の見直しや利用料金の定額制(サブスクリプション)導入も検討している。

 葛西純社長(57)は「会話の声を抑えれば、飲食時の飛沫(ひまつ)感染のリスクは下げられる。安全にコミュニケーションを取りながら、酒と食事を楽しめるモデルを宮城から発信し、飲食店を支えたい」と話す。

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