2人水死の白石川で「離岸流」確認 水難学会が現地調査

白石川の水難事故で学会が現地調査

 宮城県柴田町下名生(しものみょう)の白石川で昨年8月、同町の中学生2人が川遊び中に流され水死した事故を受け、一般社団法人水難学会(新潟県長岡市)は2日、現地で事故原因調査を実施した。

 2人が流され始めたとみられる地点は浅瀬が急に深くなり、川岸から川の中央に向かう流れが生じていると判明。浅瀬から水深1メートルほどの地点まで歩いた後に岸へ戻る実験では、戻ろうと振り返った直後に川底の砂が崩れて体のバランスを取れなくなり、川の中央に押し流された。

 水難学会の斎藤秀俊会長(長岡技術科学大教授)は「海の離岸流と同じような現象が起き、流されると岸へ戻ろうとしても戻れない」と分析。「川遊びは基本的に危ない。どうしても遊ぶなら、膝より下の深さまでにしてほしい」と話した。

 調査結果はインターネットで公開する方針。現場付近では2018年にも、釣りをしていた大学生が川に流され亡くなる事故があった。

白石川の現場を調べる水難学会のメンバー

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