閉じる

(31)端居して一番遠い爪を切る/長峰 竹芳(1929年~)

 夏も夕方になればいくぶん暑さがやわらぎます。少しの風でも、縁側や庭に出ると気持ちがいいですね。端居とは、家の端、つまり窓辺の近くや縁側で涼むことを指します。外から見えるかもしれないけれど、端居の姿はのんびり家でくつろぐ姿。この句では爪を切っているようですが、一番遠い爪とは足の小指の爪でしょうか。あ…

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

秀句の泉

 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

ライブカメラ