岸、円熟の113球 西武打線ピシャリ 楽天後半戦白星スタート

8回途中まで無安打無得点の快投で5勝目を挙げた東北楽天・岸

 東北楽天は投打がかみ合い、後半戦を白星スタートした。

 先発岸は7回1/3を1安打無失点、今季最多の10奪三振と付け入る隙を与えず5勝目を挙げた。打線は二回、オコエが先制の中前適時打を放った。五回は浅村の2点打、八回には辰己、小深田の連続適時打でリードを広げた。

 西武は先発松本が制球に苦しみ、五回途中3失点で5敗目を喫した。

▷勝 岸 15試合5勝6敗
▷敗 松本18試合7勝5敗

投球のバランス、タイミング 試合中に修正

 八回1死走者なし。東北楽天の先発岸が投じた113球目の真ん中付近の直球は、8番愛斗に右前へ運ばれ、この日初めてヒットランプが点灯した。

 西武時代の2014年以来2度目の無安打無得点を逃した右腕は、表情を変えずにマウンドを降りた。偉業は果たせなかったが、チームだけでなく自身にとっても最高の形で後半戦のスタートを切った。

 七回までに許した走者は四球の3人のみ。球数は107球を数えて疲れはあったが、「こんなことはめったにない」と八回のマウンドへ。球団初の記録達成とはならず「そんなに甘くない。逆にここで運を使わなくて良かった」と涼しい顔で振り返った。

 状態の良さを見込まれて大事な後半戦初戦の先発を任された。「ブルペンから良くなく、初回からどうしようかなと冷や冷やしていた」。それでも二回から投球のバランスやタイミングを修正し、西武打線を手玉に取った。

 岸の熱投に応えるかのように打線も先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を重ねた。「点を取ってくれたのであそこまでいけたし、守備にも助けられた。後半戦の勢いを付ける上でゲームをつくれた」。背番号11はチーム一丸の勝利を強調した。(佐々木智也)

2回東北楽天無死二塁、オコエが中前に先制打を放つ
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