楽天松井好調キープ フォークがキレキレ

 東北楽天は3日、仙台市の楽天生命パーク宮城で、ヤクルトとエキシビションマッチを行い、7-0で大勝した。
 打線は三回、茂木が2死満塁から2点打を放ち、続く島内が右翼席へ3試合連続本塁打となる3ランで一挙5点を先取した。八回には和田の2ランで突き放した。
 先発則本昂は5回2安打無失点。二塁を踏ませぬ好投に「カーブが良かった。リラックスして投げることができた」と納得の表情だった。
 4日も同球場でヤクルトと対戦する。

ヤクルト 000000000-0
東北楽天 00500002 × -7
(ヤ)奥川、清水、今野、吉田大喜-中村、内山壮
(東)則本昂、内間、酒居、ブセニッツ、松井-太田、炭谷
(本)島内、和田(東)

五輪野球日本代表との強化試合の九回に登板した東北楽天抑えの松井=7月24日、楽天生命パーク宮城

フォークの最速144キロ 低めに決まればほぼノーチャンス

 東北楽天の松井が好調を維持している。先発から抑えに戻った今季はリーグ最多の23セーブを挙げ、守護神の役割を果たす。決め球に使うフォークボールの精度向上が投球の幅を広げている。
 開幕から抑えとしてフル回転し、これまでリーグ2位タイの41試合に登板。0勝2敗23セーブ、防御率0・66。5月9日の日本ハム戦(札幌ドーム)で通算150セーブを挙げ、最年少の25歳6カ月でプロ野球史上16人目の記録に到達した。
 シーズン序盤は「いろいろなところの感覚が良くなかった」と振り返る。走者を背負う苦しい場面もあったが粘り、失点したのはわずか3試合。いずれも1失点で踏ん張り、「試合を重ねて状態が上がった。大量点を与えなかったことが良かった」と語る。
 フォークボールが威力を発揮している。先発転向した昨季に磨きを掛けた球種だ。共同通信デジタルによると、2ストライクの投球比率は36・5%で、直球の42・3%に次ぐ多さ。最速は昨季より3キロ速い144キロを計測し、低めのボールゾーンに鋭く落ちた球はほとんど打たれていない。
 松井は「真っすぐと同じように腕が振れる握りがはまってきた。フォークが僕を大きく助けてくれた」と強調。直球の走りも良く、「真っすぐとフォークの組み合わせで抑えることができている」と手応えを口にする。
 入団8年目、中堅の域に差し掛かる。再びクローザーとして輝く左腕は、チームが前半戦を2位で折り返す原動力になった。「後半戦に向けてレベルアップできるよう、エキシビションマッチはいい登板にしたい」と上積みを図る。(佐々木智也)

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