マイナビ仙台、攻撃の幅広げる 北海道2次キャンプリポート

 サッカー女子プロ、WEリーグのマイナビ仙台が、9月12日の開幕に向けて、北海道での2次キャンプに臨んでいる。チームが目指すのは連係を密にした攻撃的なサッカー。主将のFW浜田が、新たな戦術に手応えをつかみつつある。「ボールをつなぐのは、私にとってチャレンジ。もっと攻撃に参加し、幅を広げたい」と意欲的だ。

北海道・網走南ケ丘高との練習試合でボールを追い掛ける浜田(右)

主将浜田「誰よりもゴール前で体張る」

11日の北海道・網走南ケ丘高との練習試合(45分×2回)の1回目に出場した。左サイドでボールを受けると、DF万屋と細かいパスを重ね、敵陣深くへ進入。最後は、浜田を追い越した万屋にパス。万屋が得点につながるクロスを供給した。

 松田監督が就任した今季は、サイドの連係から、相手の守備を崩す攻撃パターンが増えたという。ロングボール主体で縦への速さが中心だった昨季から大きく方向性が変わり、「以前よりも足元の技術が求められる。得意のスプリントで相手を引きつけ、味方が動けるスペースをつくっていきたい」と意気込む。

 今季主将に就任し、周りにも目を配るようになった。意識しているのは、チームメート個々の良さをどう引き出すか。「若い選手が増え、にぎやかになった。試合中のしんどい時間帯にも声を出して盛り上げていきたい」と語る。

 昨季なでしこリーグで2位の15得点を記録したストライカーは「目標は優勝と得点女王。そのために誰よりもゴール前で体を張り、食らい付きたい」。攻撃に磨きをかけて、チームをけん引する。

シュートを放つ長野

長野、新司令塔に名乗り「チーム勝たせ続ける」

 サッカー女子プロ、WEリーグのマイナビ仙台は13日、北海道網走市の網走スポーツ・トレーニングフィールドで練習した。ミニゲームでは、仙台の新たな司令塔となるMF長野が、中盤の底から攻め上がり、鋭いシュートを放った。

 長野は2013~18年に年代別日本代表の中心選手として活躍。16年のU-17(17歳以下)女子ワールドカップでは最優秀選手(MVP)に選ばれた実力者だ。仁川(韓国)、ちふれAS埼玉を経て仙台に。「よりレベルの高い環境でプレーしたかった」と加入の理由を明かす。

 プレシーズンマッチは全4試合にフル出場した。チームは2勝2分けと好成績を残したが、まだまだ満足していない。ゲームを制御するチーム力を課題に挙げる。「攻め急いで自分たちのペースを崩すことがあった。しっかりと試合を見通し、展開をコントロールしていきたい」と語る。

 まだ22歳。練習終了後には1人でけが予防のトレーニングに入念に取り組むなどプロ選手としての意識が高い。「仁川の頃からプロ契約でプレーしている。サッカー選手はプレーすることで価値を示せる」と話す。

 目標は世界最高峰の舞台で通用する選手になること。そのためにも、9月に開幕するWEリーグではゴールやアシストといった目に見える結果を追い求める。「試合に出て成長しチームを勝たせ続ける存在になりたい」。リーグ優勝に向け、仙台のかじ取り役を目指す。(丹野大)

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