楽天早川、直球の伸び戻る 2カ月ぶり1軍マウンドへ

 仙台市の楽天生命パーク宮城で17日に予定されていた東北楽天-ソフトバンクの15回戦は、降雨のため中止となった。振り替え試合は未定。

 17日に先発予定だった東北楽天の則本昂は18日にスライドせず、早川が登板する。後半戦初登板が1週間先送りになる見通しの則本昂について、石井監督は「練習試合も本人の登板間隔でやってきた。ここで投げられたら良かったと思うが、(シーズンは)ここから熾烈(しれつ)になる。間隔が空くことは悪いことだとは思わない」と話した。

約2カ月ぶりの1軍マウンドに向けて、雨の中で調整をする早川=楽天生命パーク宮城

「優勝見えてくる位置にいる、勝てる投球しないと」

 東北楽天の新人早川が約2カ月ぶりに1軍公式戦のマウンドに立つ。疲労の蓄積で6月下旬に出場選手登録を抹消されて以降、コンディション調整に重点を置き、配球面でも工夫を重ねてきた。「自分の勝ち星とか個人成績は二の次。優勝も見えてくる位置にいるからこそ、勝てる投球をしないといけない」。チーム最多タイの7勝を挙げる左腕が再出発を期す。

 直球に伸びが戻っている。先発した4日のヤクルトとのエキシビションマッチでは、140キロ台後半をテンポ良く投げ込み、5回を4安打1失点にまとめた。連戦の疲れで筋肉量が低下していたという6月と比べ、「真っすぐの精度が上がりつつある」と手応えは上々だ。

 投球の幅も広がった。変化球の軸だったカットボールとチェンジアップに加え、三振を増やすため則本昂に教わったフォークボールは切れがいい。

 120キロ前後のカーブは投球割合を増やした。春季キャンプで岸から助言をもらい磨きを掛けてきた。「緩急を使いたい」と2球連続で放るなど、ヤクルト打線の反応を確かめた。勝負球にも選び、サンタナから空振り三振を奪った。

 前半戦の課題は明確だった。左打者の被打率は3割1分1厘と苦戦した。計30失点のうち13失点を六回に許すなど、打線3巡目のしのぎ方も鍵を握る。「反省点を徐々につぶしていくために、いい調整はできつつある」と早川。進化した黄金ルーキーの巻き返しが始まる。(斎藤雄一)

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