茂木上り調子 東北楽天2連勝

3回東北楽天2死三塁、茂木が中前適時打を放つ(藤井かをり撮影)

 東北楽天は2試合連続の2桁安打と打線が活発で2連勝。西武に2年ぶりのシーズン勝ち越しを決めた。

 三回に島内の2点二塁打と茂木の適時打で3点を先制。1点差に迫られた四回、山崎剛の2点打と茂木の2点二塁打などで5点を奪い突き放した。先発石橋は4回2失点。2番手西口が2回無失点で3勝目を挙げた。

 西武は打線がつながらず、先発渡辺が四回途中降板と試合をつくれなかった。

▽勝 西口18試合3勝1敗
▽敗 渡辺11試合2勝3敗

フルスイング修正、4戦連続適時打

 東北楽天の主将茂木がチーム最多の3打点と、打線をけん引した。適時打はこれで4試合連続となった。

 2-0の三回は2死二塁から落ちる変化球を中前へ運んで追加点を挙げた。四回は2死一、二塁から高めの直球をはじき返し、左翼への適時2点二塁打。どちらも追い込まれてからの4球目を自分のポイントで仕留めた。「いい粘りができたんじゃないかな」と胸を張る。

 持ち味のフルスイングに修正を加え、打席で力を抜くことを最近心掛けている。島内には「打った後に力を入れるくらいのイメージ」と助言をもらった。バットが体から離れなくなり、2ストライクからでもいろいろなコースに対応できているという。

 従来の打撃スタイルはパンチ力を発揮できる半面、171センチ、75キロと小柄な体には負担が大きかった。昨季終盤には腰を痛めて離脱。今季も体の張りで開幕直後に一時戦列を離れた。

 東京五輪に伴う中断期間には葛藤を口にした。「フルスイングのまま143試合に出られたら一番いいが、どうしても途中で離脱してしまうことが多くチームに迷惑を掛けてしまう」

 そして変化を選んだ。「怖さは正直あるが、このままじゃ駄目だという思いの方が強い。いい方向に転んでくれたら」と話す。

 シーズン再開後は60打数21安打で打率3割5分。主将の覚悟が確実にバットに宿ってきた。
(斎藤雄一)

4回東北楽天1死二、三塁、山崎剛が中前に2点打を放つ
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