滝中3カ月ぶり白星 東北楽天、投打かみ合う

6回、日本ハム・野村を見逃し三振に仕留め、雄たけびを上げる東北楽天・滝中。6勝目を挙げた

 東北楽天は投打がかみ合い大勝した。

 打線は今季最多の16安打。二回に鈴木大のソロと辰己の適時打で2点を先取し、三回は岡島の適時打で1点を加えた。3-0の七回には鈴木大の2点二塁打で突き放した。九回にも3点を奪った。先発滝中は6回2安打無失点と三塁を踏ませない好投で6勝目。七回以降は3人の継投で抑えた。

 日本ハムは打線が散発4安打と振るわなかった。

▽勝 滝中14試合6勝4敗
▽敗 上沢19試合8勝6敗
▽本塁打 鈴木大8号(1)(上沢)

さえるカーブ、緩急自在

 六回2死走者なし。東北楽天の滝中が2ボール2ストライクと追い込んだ野村に投じた6球目のカーブは外角低めに外れた。「フルカウントになった時点でカーブの要求が来るだろう」。初めてバッテリーを組んだ炭谷のサインは察しの通り、再びカーブ。力を振り絞って投げ込んだ105キロのカーブはほぼ真ん中に入ったが、相手は全く反応できなかった。

 一仕事を成し遂げた表情でさっそうとベンチに戻った背番号57。6回2安打無失点の好投で約1カ月ぶりの先発起用に応えた。

 持ち味の緩急が効いていた。「困ってもカーブでいけるくらいカーブが良かった」。立ち上がりから140キロ台の直球と100キロ台のカーブの球速差で打者を惑わせ、アウトを積み重ねた。

 四球で先頭を出した五回を乗り切ったのも大きい。そこから安打で無死一、二塁とされたが、R・ロドリゲスがセーフティーバントを投飛にしてしまう拙攻にも助けられた。後続を落ち着いて断ち、先発の役割を果たした。

 約3カ月ぶりの勝ち星に浮かれる様子はなく、真価が問われる次戦に視線を向ける。「チャンスを与えてもらえれば結果を出していくだけ。先を見ずにやれることを丁寧にやり、チームの勝利に貢献できればいい」。初登板となった北の大地で再浮上のきっかけをつかんだ。
(佐々木智也)

2回、先制ソロを放ち、コーチに迎えられる東北楽天・鈴木大(中央)
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