ベガルタ、12試合ぶり勝利 富樫2発、西村が決勝点

G大阪ー仙台 後半34分、切れ込んだ西村(右)がそのままゴールを決め3-2と勝ち越す(川村公俊撮影)

 J1仙台はリーグ戦第28節最終日の12日、大阪府吹田市のパナソニックスタジアム吹田でG大阪と対戦し、3-2で競り勝ち、12試合ぶりに勝利した。通算成績は4勝10分け14敗の勝ち点22で、18位に浮上した。

 仙台は前半、加藤千と蜂須賀に赤崎や上原が絡み、右サイドを中心に攻めた。37分に蜂須賀の右クロスに富樫が頭で合わせて先制。直後に追い付かれたが、42分に再び富樫のヘディングで勝ち越した。

 後半立ち上がりは守勢に回り、16分にPKで追い付かれると、21分に西村、フェリペカルドーゾ、中原の3人を投入して攻撃のてこ入れを図った。34分に3人が連係したカウンターから西村が決勝点を奪った。

 手倉森監督は「3枚替えがうまくいった。自分の描きと選手たちの描きがマッチしたゲーム運びの勝利。ようやくこういう勝ち方ができたので、J1残留争いでまくっていきたい」と話した。

 次節は18日、静岡市のIAIスタジアム日本平で清水と対戦する。

西村、殊勲の勝ち越し弾

 2度のリードを追い付かれる嫌な流れを西村が断ち切り、仙台に約3カ月半ぶりの勝ち点3をもたらした。

 2-2で迎えた後半34分、カウンターに連動して左サイドを駆け上がり、ゴール右隅に突き刺した。「スペースがあったので(ボールが)来ると思っていた」。ゴールを見届け、一直線に手倉森監督に駆け寄り、喜びを分かち合った。

 得点は6月の第18節鹿島戦以来、10試合ぶり。この試合を最後にFW陣の得点も止まり、責任を感じていた。「シュートを外すのには理由がある。運ではなく技術」と語り、練習では常に自分を追い込んでいた。久々に結果を出せたエースストライカー。「チャンスも多かったし、申し訳ない気持ちがあった。本当に良かった」と振り返り、晴れやかな表情を見せた。

 チームにとってパナスタは、昨季、最多4得点で17戦連続未勝利の長いトンネルを抜けた験のいい会場だ。その後の最終7試合を3勝2分け2敗と勝ち越した。西村は「気を抜けないし、余裕もない。引き締めていく」と先を見据える。

 残り10試合。下位同士の直接対決5試合の初戦を勝利で飾り、J1残留圏の16位清水との勝ち点差を4に縮めた。この白星を巻き返しへの大きなきっかけにしたい。
(射浜大輔)

G大阪ー仙台 前半37分、右からのクロスに富樫(中央)が頭で合わせ先制する(川村公俊撮影)
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