宮城県加美町は21日、東京電力福島第1原発事故で発生した汚染廃棄物のうち、1キログラム当たり400ベクレル以下の汚染牧草のすき込み処理を、同町鹿原の町営放牧場天ケ岡採草地で始めた。町内には8000ベクレル以下の汚染牧草4093トンがあり県内自治体で最多。事故後10年半を経て本格処理に着手した。
すき込みは汚染牧草を細断して農地に混ぜ込む方法。農地で牧草を育て、家畜の飼料にする。国は400ベクレル以下ならば、農作物生産に影響はないとしている。
21日は汚染牧草をトラクターで地下30センチの深さにすき込んだ。今年は6・5ヘクタールに130トンを処理する。来年度から他地区の町有草地や理解を得た民有草地で始め、2025年度までに400ベクレル以下の1152トンの全量処理を目指す。
猪股洋文町長は「汚染牧草保管で営農活動に支障が出ている。先行してすき込みした他自治体で風評被害は出ていない。町有地で安全性を確認し、他地区でも進めたい」と話している。
町は19年度に本格的に着手する予定だったが、住民の反対が強く延期。その後、安全性を伝える勉強会や説明会を開いてきた。
説明会では風評被害への懸念などから、すき込みの白紙撤回を求める声もあった。地元区長から「説明会で十分な理解を得ていない。納得の得られる対応を」と要望書も出ていた。
町はすき込み前後の放射線量や水、土壌の検査結果を公開する予定。町内に保管されている400~8000ベクレル以下の汚染牧草2941トンの処理方法は未定。
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