デスク日誌(9/25):ストリート系

 作曲家古関裕而が生まれ育った福島市だけに、さすがに上手なピアニストがいるなと感心した。指の動きがとてつもなく速い。重厚なサウンドが響き渡る。

 JR福島駅に設置のストリートピアノ。若い男性の「超絶技巧」を駆使した演奏に心が引かれ、聞き入った。以来、ストリートピアノの動画を見ることに「はまって」しまった。

 なぜか「ストリート」という言葉にはかっこいい響きがある。東京五輪のスケートボード種目「ストリート」で日本人選手が金メダルに輝き、スケボー人気に火が付いた。従来の五輪競技とはやや異なるクールさが受けているのだろう。

 スケボーのスケーターの服装はもちろん「ストリート系」。ファッション業界が創造するデザインではなく、街の若者の間で自然発生するスタイルだ。

 ストリート系ファッションを説明する際に「草の根的」と表現されることがある。ならば、組織に依存しない「草の根選挙」を「ストリート系選挙」と呼んでみるか。ああ、でも違う、かっこよくない。国政選挙が近づき、おもしろい記事を書けないかと考えるうちに、思考は脱線していく。(福島総局長 本多秀行)

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