ドラフト心待ち!椋木、プロ入りへ闘志 東北福祉大154キロ右腕

リーグ戦の投球風景と本人インタビュー

 最速154キロ右腕が運命の日を心待ちにしている。仙台六大学野球の東北福祉大の主戦椋木(むくのき)蓮(山口・高川学園高出)が11日のプロ野球ドラフト会議でプロ入りを狙う。「知っている人も活躍している。(指名されれば)自分も1年目から活躍したい」と闘志を燃やす。

 力感の無いスリークオーター気味のフォームから速球を繰り出す。9月25日に開幕した秋季リーグでは斜めに曲がるスライダー、フォークボールなど変化球の切れが増し、先発した2試合を含む3試合で計12回無失点と上々の滑り出しを見せた。

 山口県出身。昨年福祉大からプロ入りした山野太一投手(ヤクルト)は中学、高校の1学年上の先輩。福祉大も山野の誘いで入学した。強豪校だけに「入学直後は『ベンチ入りできたら良いな』くらいの気持ちだった」と振り返る。転機は右肩、ひじのけがに見舞われた2年秋。完治までの間、フォーム固めに着手した。近くの神社の階段を何度も上り下りするなど、下半身の強化にも注力。体重は10キロ増え、球速も150キロを超えた。

 努力は3年の秋季リーグで花開く。5試合で計8回15奪三振無失点の成績を残し最優秀選手に選ばれた。「普通に投げたら結果が出て、自信がついた」。プロへの思いが芽生えた。

 秋季リーグ期間中に会議当日を迎える。「ドラフトのことは考えず、まずは秋季リーグで優勝できるか」とチームの勝利を最優先に据える。優勝を目指すその先に新たな夢が待っていると信じ、腕を振り続ける。(斎藤大輝)

11日のプロ野球ドラフト会議で指名を待つ東北福祉大の椋木=2日、仙台市の東北福祉大球場
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