宮城小選挙区の街頭演説動画配信 仙台のNPO、ボートマッチも実施

配信する街頭演説やインタビューの動画を編集する漆田さん

 衆院選(31日投開票)で、仙台市のNPO法人「メディアージ」(青葉区)が宮城県内6選挙区の立候補者の街頭演説などを取材し、インターネットで配信している。2014、17年の衆院選宮城1、2区で実施した取り組みを全県に拡大。異例の「超短期決戦」に苦労しつつも、選挙戦終盤に向け配信内容の充実を図る。

 NPO法人のホームページに特設サイトを開設。候補者や政党幹部の街頭演説、候補者へのインタビューの動画を公開するほか、所定の質問に答えると考え方が近い候補者が分かる「ボートマッチ」を実施する。

 街頭演説は宮城1~6区に立った17人のうち、取材に応じた15人の第一声動画を中心に公開する。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも視聴可能にし、各候補者が街頭で訴える後半戦の様子も撮影、配信する。

 インタビューは10人の動画を載せた。「宮城の好きな場所は?」「人生で影響を受けた本は?」といった質問のほか、東日本大震災から10年がたった被災地の復興の課題なども尋ねた。

 ボートマッチは17年の仙台市長選、19年の市議選・県議選に続く取り組みで国政選は初めて。新型コロナウイルス対策やエネルギー政策の考え方、選択的夫婦別姓の賛否など23の質問に回答すると、同じ質問に答えた14人の候補者とのマッチング率をはじき出す。

 メディアージは、ネットを利用する機会が多い若者向けに、13年の参院選から独自取材に基づく情報発信に取り組む。今回は14日の衆院解散から準備期間が短い中、学生ボランティアを含むスタッフ5人が手分けして取材に走り回る。

 漆田義孝常務理事(38)は「最近は若者だけではなく、年代を問わずネットで情報を得る有権者が増えている。少しでも多くの判断材料を届けたい」と話す。

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