年末年始は自宅でぜいたくに お歳暮商戦、巣ごもり需要に照準

 年の瀬に向けたお歳暮商戦が仙台市内の百貨店で本格的にスタートした。昨年に続き新型コロナウイルス禍を踏まえ、ギフト用途だけでなく巣ごもり需要の取り込みにも力を入れる。自宅で年末年始をぜいたくに過ごしてもらおうと、名店の味や東北各地の味覚を集めた。

サステナブル(持続可能)をテーマにしたギフト商品を紹介する仙台三越のコーナー

 青葉区の仙台三越は9日、本館7階にギフトセンターを設け、東北の名産品を集めた「むつめくTOHOKU」など2426点を扱う。自宅向け限定商品を過去最多の159点をそろえた。

 「みらいへつなぐ贈りもの」と銘打ち、環境に配慮した商品を特集。洋菓子店「杜の館」(仙台市)は、世界農業遺産「大崎耕土」で生産された宮城県産ブランド米「だて正夢」を使った米粉カップスイーツを出品した。

 水産加工「明豊」(塩釜市)は資源管理に配慮した漁業を奨励する国際機関「海洋管理協議会(MSC)」の認証を受けた一本釣りカツオのたたき食べ比べセットを用意した。

 9日にあった決起朝礼で、仙台三越の石塚由紀社長は「豊かな自然の恵みをいつまでも味わうことができるよう願いを込め、たくさんの品物を用意した」と述べた。

藤崎限定でセット販売しているササシグレ仕込みの「乾坤一」と新米

 藤崎は12日、青葉区の本館7階で約1600点の受け付けを始めた。中華料理店「楽・食・健・美-KUROMORI-」の総菜3種詰め合わせ、東北6県の食文化を宮城大の学生が現代風にアレンジした「みちのく鍋Letter」などをそろえた。

 ギフト担当の大江田識名さん(51)は「地元宮城や東北のおいしいもので、クリスマスや正月を華やかな気持ちで過ごしてもらいたい」と話す。

 ササニシキの「父」とされる希少米「ササシグレ」を使った純米吟醸酒と新米をセット販売。コメは角田市の農家で「お米クリエーター」の佐藤裕貴さんが育て、「乾坤一(けんこんいち)」で知られる村田町の大沼酒造店が醸した。

 利き酒師資格を持つ商品計画担当の最知秀文さん(46)は「コメの甘さやうま味が感じられ、上品な酸ですっきりした味わい。原料と一緒に味わってほしい」と紹介する。

 仙台三越は12月22日まで、藤崎は同21日までセンターを設けている。

河北新報のメルマガ登録はこちら
新型コロナ関連

企画特集

先頭に戻る