太陽光パネルを活用しブドウ栽培 福島・二本松に営農型発電所

 農地に太陽光パネルを設置して農業と発電の両立を目指す「笹屋営農型発電農場」が福島県二本松市に整備された。

 同市の発電会社「二本松営農ソーラー」が耕作放棄地に約1年かけて整備した。敷地は約6・8ヘクタールに及び、営農型では国内最大規模の太陽光発電設備となる。出力1930キロワットと年間約620世帯分の発電量を見込み、東北電力などに販売する。その収益から、同社の関連会社で営農を手掛ける「Sunshine」(サンシャイン、同市)に農地管理費などを支払う。

9月末に整備を終えた笹屋営農型発電農場

 水はけが良い農地の特長を生かし、シャインマスカットなどのブドウ7種とエゴマを栽培する。高さ約2・5メートルの太陽光パネルの支柱を活用して、針金でブドウ棚を組んだという。ブドウは4年後に4トンの収穫量を目標とする。

 19日に農場であった完成式で、二本松営農ソーラーの近藤恵(けい)社長(41)は「東京電力福島第1原発事故を機に、エネルギー需給の危うさを思い知った。国内外の手本となるよう、技術を磨いていきたい」と話した。

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