2拠点病院の具体像、12月に検討開始 4病院再編で村井知事表明

宮城県庁

 仙台、名取両市にある4病院を再編し、2拠点病院を新設する宮城県の方針について、村井嘉浩知事は24日、仙台医療圏の14市町村長と初めて意見交換した。村井知事は運営主体や立地場所、診療内容、病床数など具体像を検討する協議を12月に始めると表明した。協議には各病院の運営主体と県、東北大が参加する。

 県の再編方針に対し、仙台市を除く13市町村が賛同。救急搬送時間の短縮、県南部の周産期医療の充実に期待する声が上がった。

 再編方針への反論文書を15日に提出した仙台市の郡和子市長は、将来的な高齢者人口や救急搬送需要の変動を精査するよう要望。「県が持つ情報を開示し、住民の理解と納得が得られるように進めてほしい」と訴えた。

 村井知事は「県の考え方を仙台市に示す必要がある。詳細を分析している」と応じた。24日開会した県議会11月定例会の会期中に説明するとともに、市に文書で回答する考えを示した。

 県は、県立がんセンター(名取市)と仙台赤十字病院(仙台市太白区)を統合して名取市に、県立精神医療センター(名取市)と東北労災病院(青葉区)を合築して富谷市に整備する構想を掲げる。2022年度中の基本合意を目指す。

 村井知事は「検討状況をできる限り情報提供する」と述べ、今後も定期的に仙台医療圏の市町村長と意見交換する場を設ける予定。

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