(128)原子炉を遮るたとえば白障子/渡辺 誠一郎(1950年~)
障子は冬の季語。真っ白な和紙の障子は、光を採り入れつつ寒さを防ぎ、冬の日本家屋を美しく演出する。一方で科学技術が生み出した原子炉は、分厚い金属壁で幾重にも覆われている。2011年の福島第1原発事故に…
関連リンク
- ・(127)掌に柿のせ故郷ある人は/浅井 愼平(1937年~)
- ・(126)わがままな腿を鎮める膝毛布/成田 一子(1970年~)
- ・(125)畳屋の肘が働く秋日和/草間 時彦(1920~2003年)
- ・(124)兎抱く艱難辛苦先のこと/高柳 克弘(1980年~)
- ・(123)すぐそこと傘を断る小夜時雨/西山 睦(1946年~)