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(124)兎抱く艱難辛苦先のこと/高柳 克弘(1980年~)

 兎(うさぎ)は保護色で、冬になると毛が白くなる種類もあります。ほわほわとした小さな生き物を抱きしめていると、癒やされあたたかな気持ちになります。この句では、兎を抱く小さな子どもを想像することもできます。艱難(かんなん)辛苦、つまり人生の困難や苦しみはまだ先にあり、兎のように真っ白な未来が広がってい…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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