気仙沼市、震災追悼式を見直し 来年から防災意識の伝承の場に

 宮城県気仙沼市は26日、東日本大震災から11年となる来年3月11日、これまで行ってきた追悼式に代えて「追悼と防災のつどい」を開くと発表した。犠牲者を追悼する献花場を設けるとともに、震災の教訓を次世代に引き継ぐ行事を行う。

 会場はこれまで市総合体育館だったが、気仙沼中央公民館に変更する。献花場をホール脇のホワイエに設け、午前10時~午後7時に献花を受け付ける。

 防災のつどいは「震災伝承と防災教育」をメインテーマに午後1~4時にホールで開く。市関係者の追悼あいさつや東北大災害科学国際研究所・今村文彦所長の基調講演、パネルディスカッションや防災資料の展示などを行う予定。

 市によると追悼式の参列者は2012年に2800人だったが、17年は1380人、昨年は新型コロナウイルスの影響もあり600人に減少。11年目以降の式の在り方についてはこれまで遺族代表で言葉を述べた全員に意向を確認し、形式を変更して開催することに賛同を得たという。

 市は再来年以降の3月11日もつどいを継続し、15、20年目などの節目には追悼式を開催する方針。菅原茂市長は記者会見で「風化を防ぎ、防災意識を伝えることは私たちの責務であり、犠牲者の追悼にもなるのではないか」と述べた。

2019年3月の追悼式=気仙沼市総合体育館
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