真打ち目指し精進誓う 仙台出身の春風亭与いちさん、二ツ目昇進記念落語

一之輔さん(左)と一朝さん(右)に三本締めで祝ってもらう春風亭与いちさん=2日、仙台市青葉区

 仙台市出身の落語家春風亭与いちさん(23)が2日、二ツ目昇進記念落語会を青葉区の市民会館で開いた。満場の落語ファンが仙台出身初となる若手落語家の門出を祝った。与いちさんは「古里の温かさに感激した。一歩一歩進みたい」と精進を誓った。

 記念落語会には、師匠の春風亭一之輔さんと大師匠の春風亭一朝さんが駆け付けた。3人そろっての記念口上で一之輔さんは「この落語家で笑いたい、涙を流したいと思われる芸人に」と期待し、一朝さんは「地元で祝ってもらったことを生涯忘れず真打ちを目指してほしい」と激励した。

 遊園地「八木山ベニーランド」のテーマソングの軽快な出ばやしが流れ、与いちさんが高座に上がると、会場から大きな拍手が起こった。プロ野球東北楽天など地元ネタで沸かせた後、稽古で練り上げた「明烏(あけがらす)」を若さいっぱいに演じてみせた。

 与いちさんは父に連れられて幼い頃から落語会に足を運んだ。仙台向山高1年の時に憧れだった一之輔さんに弟子入りを志願。高校を卒業した2017年に入門し、今年3月に前座から二ツ目に昇進した。仙台市内で月1回、勉強会を開く。

 与いちさんは「次は真打ち昇進が大きな目標。しっかり力を付けて、東北の人たちを元気づけられる落語家になりたい」と語った。

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