津波被災の沿岸道2区間23日開通 東松島野蒜、石巻北上

 東日本大震災の復興事業の一環で宮城県が整備を進めてきた東松島市野蒜洲崎の県道「洲崎復興道路」(3キロ)、石巻市北上町十三浜の国道398号「相川復興道路」(1・9キロ)が23日、開通する。いずれも震災前の道路が津波で大きな被害を受けた。今回の開通で地域防災の向上や円滑な交通確保が期待される。

 洲崎復興道路の建設は2012年度に開始し、総事業費は約52億円。北側の1・8キロが昨年9月、先行開通していた。当日は現地で午前10時に式典を開き、一般開放は午後1時を予定する。

 道路は野蒜海水浴場に近接。日本三大渓の嵯峨渓、大高森など景勝地のほか、韓国版トレッキング「宮城オルレ」が人気を集める宮戸地区に抜ける。接続する宮戸工区(1キロ)は本年度内の完成を目指す。

 相川復興道路は旧北上町中心部から相川、大指など各集落の防災集団移転団地をつなぐ道路として整備された。現在の道路は海に面した低地にあり、地元は山側の造成を求めていた。

 区間内には小泊トンネル(222メートル)や金比羅橋(251メートル)があり、事業費は約88億円。当日は午後1時半に式典を開き、同3時半から一般車両の通行が可能となる。

 県道路課の担当者は「地域の期待が大きい道路。防災、観光振興など多方面から地域の活性化に役立ってほしい」と話す。

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